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「仙台防災枠組 (Sendai Framework) 2015-2030」の要素(抄)
【4つの優先行動】
1. 災害リスクの理解
2. 災害リスク管理のための災害リスクガバナンスの強化
3. レジリエンスのための災害リスク軽減への投資
4. 効果的な対応のための災害準備の強化と回復・復旧・復興に向けた「より良い復興」
【7つのターゲット(数値目標あり)】
1. 2030年までに地球規模での災害死者数を実質的に減らす。
2. 2030年までに地球規模での災害による被害を受ける人々の数を減らす。
3. 2030年までに地球規模でのGDP(国内総生産)に関連し、災害を直接の原因とする経済的損失を減らす。
4. 2030年までに、保健や教育施設など重要なインフラへ損害や基本的サービスの破壊を、
レジリエンス(回復力・強靭性)の開発を通じて、実質的に減らす。
5. 2020年までに国レベルおよび地方自治体レベルにおいて、災害リスク軽減戦略を策定する国を実質的に増やす。
6. 2030年までに本枠組の実施に向けた国レベルの活動を補完するために、発展途上国への十分で持続可能な支援を
通じた国際協力を実質的に強化する。
7. 2030年までに人々による多様な災害への早期警戒システムと災害リスク情報および評価の入手やアクセスを実質的に増やす。
1. DRR in the "ring of fire" region
太平洋を周囲を取り巻く火山列島や火山群の総称である「環太平洋火山帯(Circum-Pacific belt, Ring of Fire)」での地震は、地球上で発生する地震の約90%を占めている。
日本はこの火山帯上に立地しており、日本での経験や取り組みの発信が期待されている。
2. Sendai Healthcare Forum for Disaster Risk Reduction
医療(病院)は災害リスクを抑えるための地域における「拠点組織」としての自覚が必要
Hospital as a core institution for disaster risk reduction (DRR) in the community
東日本大震災を青森県で経験した福田幾夫先生による全国調査結果
←【解説】災害で強い病院であるために:どう備える?「病院被災」
2023年医療病院管理研究協会 セミナー資料
福田幾夫先生(2011年3月当時:弘前大学胸部心臓血管外科教授)
弘前大学胸部心臓血管外科名誉教授/正峰会 神戸大山病院
3. Weak ties among hospital, community healthcare, and other community services
(a healthcare coalition model)
災害拠点病院は地域における基層防災組織と地域密着型病院や介護保険施設を介してゆるやかに連携することが求められる
*伊藤弘人、吉池昭一、阿部良伸、菅原康雄、木村尚人、野口英一、丸山嘉一、有賀徹.事前復興からみた医療と地区防災計画.地区防災計画学会誌 30(印刷中)
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